これから退職が近づいてきた方は、無職になる前に「クレジットカードを作る」ことは大事です。クレジットカードは在職中の方が作成しやすく、無職や個人事業主になったばかりだと新しいカードを作ることが難しいケースがあるからです。
キャッシュレス化の進展で、クレジットカードがないと不便な場合もあります。退職前に忘れずに確保しておきましょう(すでに必要なカードを持っている人が新たに作る必要はありませんが、私が遭遇したようなトラブルに備えて数枚は手元に欲しいところです)
在職中にクレジットカードを作るべき理由
クレジットカードは基本的に「安定した収入のある人」が利用するものです。公務員や大企業に務めている人、勤続年数が長い人ほど、カードの入会審査に通りやすく限度額も高くなります。
一方、退職して無職になってからカードを作ろうとすると、入会審査で、学生並みに利用限度額を低めに設定されたり、入会自体を断られる可能性があります。特にアメリカン・エキスプレスのようなステータスが高く審査の厳しいカードの場合は、高収入が継続している人でなければ入会自体が難しく、在職中に作っておくのが現実的です。
在職中に作ったカードの限度額はどうなる?
退職で無職になったり年収が下がったとしても、いま持っているカードがすぐに使えなくなったり、限度額を下げられることは基本的にないでしょう。退職後は速やかにカード会社の登録情報(勤務先・年収)を変更しましょう。
しかし、利用額の支払いが滞っていると、カードを止められたり、限度額を引き下げられる可能性が出てきます。資金管理を正しく行い、毎月の支払いを滞りなく行うことが重要です。
退職後にお勧めのカードは?
複数枚持つとすれば年会費もかさみます。なるべく年会費無料かつ信頼度が高いカードを選びましょう。私は下記のカードをお勧めしています。
①楽天カード
年会費永年無料で、ポイント1%還元の「楽天カード」は一番お勧めできるカードです。楽天ポイントとして貯まるので、様々な場面でポイントの使い勝手がいいです。
②リクルートカード
年会費永年無料で、ポイント1.2%還元の「リクルートカード」。交換できるポイントが「Pontaポイント」か「dポイント」となるので、これらを使う場面がある方におすすめなカードです。
このほか、私は「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」というのを作りました。年会費が49,500円(税込)と高いのですが、ポイント還元率が3%(マリオット系のホテルでは6%)であり、さらに一定の利用条件を満たすと無料宿泊などの特典があるという、ヘビーユーザー向けのカードです。
カード自体のステイタスが高く、これこそ在職中の今の収入でないと入会自体ができそうにないと考えました。
クレジットカード入会は在職中に忘れずに
キャッシュレス社会の進展でクレジット・カードは日常生活あるいは旅行に不可欠であり、そしてポイントの還元など経済的メリットもあるものです。在職中に利用限度額が現役世代並みのカードを何枚か作っておきましょう。
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